陥入爪と巻き爪とは
陥入爪とは
足の親指に爪がくい込み、症状が進むと爪の横に肉が盛り上がり、化膿して悪臭を放ちます。この状態が陥入爪です。
陥入爪の予防は深爪をしないことです。足の爪を切る時に爪の先の角をちょっとだけゆび先より出るように残します。こうすれば陥入爪はおこりません。
陥入爪で痛みが出たときには、症状が軽ければ爪の角と皮膚の間に綿を詰めて当たっている爪を浮かせます。肉が盛り上がり化膿している時には、局所麻酔をして爪をやや大きめに斜めに切り、爪のとげが刺さらないようにします。どちらも爪が伸びて角がゆび先よりちょっと出れば再発しません。爪の幅が広く再発を繰り返す場合は手術を施すことになります。
巻き爪とは
ゆび先から見て爪の端が丸く内側に入り込むのが巻き爪です。
こちらは先の狭い靴が原因の一つです。また、爪の水虫や骨のできものが原因の場合もあります。巻き爪は自分では治せないので病院で治療します。
治療例
- 巻き爪
施術内容
切除 | |
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治療方法 | メスで小さく切開して縫合(ほうごう)します。 |
備考 |
1週間以内に抜糸します。 抜糸後もテープ固定をしばらく続けて頂きます。 |
超弾性ワイヤー ※こちらは保険外治療です。 | |
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治療方法 |
爪に小さな穴を二つ開けて、ワイヤーの両端が爪の下になり中央が爪の上になるように挿入します。ワイヤーが真っすぐに伸びようとする力を利用して爪を平らに矯正します。 特徴は、痛みがないこと、入院する必要がなく不具合が生じたら取り外しも容易で、挿入も短時間でできることです。 しかし、爪がある程度伸びていないとできませんし、爪が長く伸びるとワイヤーをつけ直さなければなりません。 |
備考 |
ワイヤーを外すと再発する場合もありますが、その時は再挿入します。 ※保険は適用されません。
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ステンレスプレート装着 ※こちらは保険外治療です。 | |
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治療方法 | 0.1mmのステンレス板を巻き爪に装着します。 |
備考 |
B/Sブレイス ※こちらは保険外治療です。 | |
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治療方法 | ガラス繊維強化プラスチック製のプレートを爪甲部分に装着(貼付)することにより彎曲した爪を矯正します。 |
備考 |
B/Sブレイスクイックは、ドイツで開発された爪矯正器具です。 簡便かつ非侵襲性の陥入爪治療法としてヨーロッパで広く用いられています。 |